とにかく、第一印象が良かった。
――まずは、転職に踏み切った理由を教えてください。
前職では、工場に設置されている金属のロールを巻く機械のメンテナンスに携わっていました。昔から機械が好きだったんです。ただ、一生する仕事とは違うな、と思うようになり、自分の好きな車に関係する仕事に就くために転職活動を始めました。
――転職活動中は何社程検討されましたか?
メーカーの工場やカーディーラー、当社を含めると3社程応募していました。その中でも、一番返事が早かったのが当社でした。本社の社屋もきれいですし、敷地も広く、面接は1回だけで話しやすく、とにかく第一印象が良かったのを覚えています。
――入社前と後とでギャップはありましたか?
体力勝負だなと思いましたね。力もいるし、忍耐力もいる。今はもう体力的に慣れたので平気です。
部下を責めずに優しくフォローしてくれる姿勢には助けられています。
――上司や先輩の教え方の印象はどうですか?
優しいですね。入社したての頃、部品を壊してしまったことがありまして、上司に報告しました。怒られるのかなと覚悟していたのですが、逆に「失敗は気にしすぎないように」「怪我だけは絶対にしないように」とフォローしてもらいました。その車は新しい部品に取り替えて納めることが出来ました。失敗して覚えてくれという考え方や、部下を責めずに優しくフォローしてくれる姿勢には助けられています。
――Tさんが思う上達のコツは何ですか?
メモを取った方が良いと思いますね。聞いただけだと覚えられる内容じゃないし、触らないと覚えられないことが多い。ボルトを締め付けすぎで折ってしまうこともあるので、どのぐらいが力加減として良いのか、手の感触などをメモでも残しておくと後で見返せるので、覚えるのが早くなると思います。
困った時はお互い様、という当社の考え方を守っていきたいです。
――未経験の方にアドバイスするとしたらどのような言葉が浮かびますか?
整備士として成長するには、感覚と経験が大切だと思いました。やってみないとわからない事が多いので、知識がないことは気にしないで良いです。というより、数をこなして覚えるしかない。わたしと同様に整備経験のない方も多いと思いますが、未経験者も歓迎しているので当社で経験を積んでいただきたいです。
――最後に求職者へメッセージをお願いします。
困った時はお互い様という当社の考え方が好きなので、誰が一番できるというような競争よりも、仲間意識を持てる人に来て欲しいです。チームワークを良くすれば、工場の雰囲気も売り上げも良くなりますし。わたしも先輩として、当社の考え方を守っていきますので、仲間として頼ってほしいです。