きものケア工房 アイロン担当 N・Hさん
腰を据えて一から学べる
私自身、着物の知識はゼロからのスタートでした。入社前の着物との関りはほとんどなく、SNSで流れてくる和装を見て「カッコ良い!」とか「興味はあるけど難しそうだなぁ」と思う程度でした。私と同じように“気にはなっているけど自分には遠い世界”と思っている若い世代の方々も多いのではないでしょうか。入社後は着物の種類やそれぞれの名称、たたみ方など基本的なことから丁寧に指導していただきました。また、きものケア工房では自分の近くで先輩方も作業されているので、わからないことがあれば気軽に相談でき、サポートもしていただけるので成長できる環境が整っています。未経験の私にとって、とてもありがたいことでした。腰を据えてしっかり学び、その技術を生かして長く働けることがコノエの魅力ではないでしょうか。
お客様と共に発展・継承していく
「着物」という文化を発展・継承していくにはやはりお客様に着物をお召しになっていただく事が一番だと感じています。また、着物は継承するのにとても適している民族衣装だと思います。受け継ぐ人に合わせて仕立て直せますし、流行には左右されにくいです。保管やお手入れを正しく行っていれば三代に渡って同じ着物をお召しになることも可能です。これは洋服では難しいでしょう。着物の良さの一つです。お客様の大切な着物のお手入れをこのきものケア工房でさせていただく事で発展・継承のお力になれたら、と思います。
「縁の下の力持ち」になりたい
きものケア工房で働いているとお客様に直接お会いすることはなかなかありませんが、店舗を訪れて下さるお客様の力になれたら、と思って日々作業しています。私の手元に届いた着物を見れば、そのお客様がどれだけ大切になさっているかも伝わります。店頭でご納品した時、きれいに仕上がった着物を見てお客様が喜ばれている場面を想像し、モチベーションアップに繋げています。きれいに仕上げるのに手間や時間がかかるものほど「私にお任せください!」と思っております。店舗のスタッフが自信を持って「きれいになりました!」とお客様にご納品できるように、一生懸命責任をもって作業しております。